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2018年3月22日作業療法創作活動

矢絣と青海波【3階病棟作品】

ロールモザイクの作品が、新たに完成しました!

 

 これまでのロールモザイク作品は、

風景や季節のイラストをモチーフにして制作してきました。

今回は新たな試みとして、「和柄」をロールモザイクで表現しました。

 

ロール和柄(1).jpg

 

上部が「矢絣」で、下部が「青海波」の文様です。

どちらも有名な和柄なので、皆様1度は目にした事があるのではないかと思います。

 

「和柄」は平安時代中頃からデザインされた文様で、

それぞれの柄には意味が込められています。

 

「矢絣」は、矢羽を図案化した文様で、

弓で射た矢は戻らないことから「出戻らない」の意味を込めて、

江戸時代の嫁入りの支度に矢絣の着物を持たせたといいます。

戻らないこと、まっすぐに突き進むことから、縁起柄にされるようになりました。

 

「青海波」は「せいがいは」と読みます。

こちらは海の波を扇状にした文様で、

絶え間なく続く穏やかな波のように

平穏な暮らしが続きます様に…という意味があります。

 

3階病棟の皆様と文様のお話をした際には、

「矢絣は昔流行った伝統柄ね~。」

「どちらの模様も馴染みがあるよね。でも意味までは知らなかった!」

とお話が弾みました。

 

身近な和柄の意味を知ってみると、

少しだけ暮らしが豊かになったような気がします。

 

作品作りの過程では、ロールを巻く作業は皆様で分担し、

板に貼る作業は、お1人の方が根気強く取り組んで下さいました。

完成作品のお披露目の際には、自然と拍手が沸き起こりました!

 

今後は、また違った和柄作りをしてみたいねと皆様と相談しています♪

そちらもまたご報告させていただきます。

 

ロール和柄(2).jpg

 

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