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2012年9月7日認知症医療

認知症の予防(その8)

認知症の予防(その7)の続きです。

ー具体的にどのような日常生活を送るべきかー

「糖尿病」「高血圧症」「高脂血症」こうした病気にかかると、動脈硬化が進みやすくなります。こうした病気にかからないためには、運動と食生活の見直しをして標準体重を維持することが大切です。

 それでもこうした病気にかかってしまったら、医師の診察を受けて必要なら服薬をして、血糖値、血圧、血中コレステロール値を正常範囲内に維持するようにしましょう。
 日中12時から15時までの間で眠くなったら、30分以内の昼寝をしましょう。午後に一時的に眠くなるのは体内時計のリズムと関連した時刻に依存した現象です。昼寝をした後は頭がすっきりします。
「脳トレーニング」「指先の運動」も大切ですが、どちらも楽しくやらなければ継続できません。計算や指先を動かす楽しい趣味などを続けることがお勧めです。

 ここまで読んでいただいた方は、お気づきの方もいらっしゃるでしょうか。
実は「認知症の予防」のために日常生活で心がけることは、癌や心臓病、脳卒中の予防にもつながります。一言でいえば
「心と体を健康に保つこと」
です。そのための手段として、

標準体重の維持

定期的な運動

バランスの良い食生活

病気が疑われる時は医師の診察を受けて必要な治療を受けること

が具体的な方法として勧められています。 

医局Y.M

認知症の予防(その1)から読む
 

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