ページの先頭です

2010年12月2日お知らせ認知症看護

歯周病について

10月にご紹介させていただいた、歯科医師:岩崎先生に歯周病についてお話していただきました。 

「歯周病」
と言う言葉の響きはとても怖いような気がしませんか?
現実にとても怖い病気ではありますが、
ある意味、そんな怖い病気でもありません。
まず怖い一面の話ですが、
歯垢や歯石の沈着や諸々の原因により、歯肉から出血してきます。
ポケット(歯と歯の間の溝)が深くなり、
段々と歯がグラグラになり、最後は抜け落ちてしまう。
よくテレビで歯周病の薬の宣伝に使われている話ですね。
いつも慢性で出ている膿(ウミ)や血を飲み込む結果、
全身疾患への移行もあるという怖い話です。
原因は、
いわゆる「歯周病菌」が炎症を起こすからなのですが、
お口の中で「歯周病菌が増えにくい環境」を作ってあげることが大切です。
 
まず歯ブラシ。
 
お食事の後が大切ですが、
一番大切なのは、「寝る前」です。
夜は、日中に比べてお口をあまり動かさないので、自浄作用が弱いんです。
まさに、歯周病は夜、作られます。
もちろん、睡眠不足やストレスも歯周病菌は喜びます。
体調不良が大好きなんです。
このことから、夜、お休み前、細菌が増えないようにすることが大切です。
 
歯科診療-4.JPGあと、怖くない一面の話です。
大きな意味で言うと、歯が生えた時点でもう歯周病と言っても良いんです。
小さな小さな歯周病です。
だから皆、歯周病と友達なんです。
大切なのは、
小さくお付き合いして、大きな付き合いをしないことです。
 
 
最後に、歯周病の好きなものと嫌いなものを挙げてみます。
 
 
好きなもの:
 歯垢、歯石、睡眠不足、ストレス、歯に合っていないかぶせ物、全身疾患
 
嫌いなもの:
 歯ブラシ、歯科医(笑)
§
§§
ページの先頭へ