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2009年12月25日お知らせ

厨房設備を電化しました

 飯能老年病センターでは「環境への取り組み」の一環として厨房設備を電化しました。12月15日から始まった工事も無事に終わり、快晴となったクリスマスの今日、厨房設備の火入れ式が執り行われました。

火入れ.jpg

まず、木川院長の手により「スチームコンベクションオーブン」の火入れ(電源入れ?)が行われ、無事に機器が稼動し始めました。

調理初め.jpg

電化厨房での「調理初め」も木川院長によって行われ、職員や関係者の皆さまに振舞われるウインナーを炒めていただきました。

厨房内説明.jpg

ウインナーの取り分け等、準備が整うまでの間には、栄養科:西崎主任から電化厨房内の説明が行われました。

感謝状贈呈.jpg

準備が整ったところで、工事関係者の方に木川院長から感謝状が贈呈され、

乾杯.jpg

無事乾杯となりました。

 

それではここで、肝心の厨房設備をご紹介いたします。

 

電化前厨房1.JPG  電化前厨房2.JPG

~以前の厨房~

 

  

電化後厨房1.JPG  電化後厨房5.JPG

~電化工事後の厨房~

本格的な稼動の前とはいえ、スッキリとした明るい厨房となりました!

 

また、電化に伴って導入された機器をご紹介いたします。

電化後厨房3.JPG

スチームコンベクションオーブン

焼き物、蒸し物、解凍、真空調理…といった幅広いメニューに対応できるそうです。

 

電化後厨房4.JPG

ブラストチラー&フリーザー

加熱調理済の料理を素早く冷却し、食品内の細菌の繁殖を抑え長時間、高品質のストックが可能になるそうです。

 

上記のように厨房設備を電化することにより、

1.地球温暖化の防止

    CO2削減 24%以上の見込み

2.火災発生率の減少

    火災の3大原因の筆頭であるコンロの使用による火災発生を回避

3.厨房設備の快適化

    無駄な熱や水蒸気の発生がなくなる

4.調理の簡素化

    調理人による味のバラつきがなくなる。一度に多種類の調理ができる

5.人・材料・時間の削減

    同時調理による時間の節約。調理中の焦げ付き等がなくなり、食材の無駄が減る。スチームコンベクションによって自動調理ができ、他の仕事に携わることができる

などの効果が見込めます。 

 

加えて、今回の厨房設備の電化に関して、東京電力さまからコメントをいただきましたのでご紹介いたします。

 

 このたびの施設改修のコンセプトはずばり「患者さまの立場にたった安全で良質な医療の実践」という飯能老年病センターの理念を踏襲したものとなっております。

 地球温暖化対策の喫緊性が世界レベルで叫ばれる中、また食の安全性が脅かされるニュースが飛び交う中、まず第一に患者さまへの安全の提供、第二に地球環境に優しい施設づくりのお手伝いをさせていただくことを考えました。電化厨房は火を使わないので、厨房内の環境を快適に保つことに寄与することが期待されます。また、加熱出力調節が容易なので、確実に食中毒の原因となる細菌やウイルスを加熱調理の中で死滅させることができます。

 このような効果が見込まれる快適な厨房環境の達成により、そこで働く調理員の安全確保、熱さ等からの解放による集中力の向上につながることも予想されます。集中力を高く保ち、快適な気分で調理する調理員の手から生み出される料理は、患者さまにとって満足の高いものになると信じております。

 また、今回の施設改修により厨房施設から排出されるCO2の量も約3割削減されることに加え、電気料金の割引制度を活用でき、ランニングコストも削減される試算結果を得ております。

平成20年度の省エネ法改正により、今後更なるエネルギー消費量削減を睨んだ各種の対策を講じていく必要が出てくるものと思われます。

 東京電力では、今後もエネルギーの最適サービスを通じて「豊かな生活と快適な環境の実現に貢献する」という経営理念のもと取り組んで参る所存です。

東京電力株式会社 川越支社
 

 

佐藤顧問挨拶.jpg

多くのお力添えをいただきました関係者の皆さまに、佐藤顧問・施設管理課:森本課長から御礼を申し上げ、式典を終えました。

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