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日本経済新聞の記事(その2)

日本経済新聞の記事(その1)の続きです。

飯能老年病センターに入院となる患者様に多い症状は「せん妄」です。「せん妄」とは、ごく軽い意識障害ですが、「せん妄」を認知症のBPSDやレビー小体型認知症の症状と誤って認識してしまい、誤った対応をとることで、症状がより悪化して、自宅や介護施設でどうにも対処できなくなるケースが多々あります。

日経新聞記事3.JPG認知症専門の精神科病院に入院していただき、

「せん妄を引き起こしている可能性がある身体疾患の精査・治療」

「せん妄を引き起こしている可能性がある内服薬の調整」

「睡眠覚醒リズムの調整」

「せん妄に有効な薬物療法」

などを行います。こうした治療によって「せん妄」は改善する可能性が高い疾患です。

記事に記載された田中幸子さん(仮名、55)の母(89)も「せん妄」でした。

せん妄の治療を行うことで、精神的に落ち着いた入院生活を現在送っていらっしゃいます。

医局Y.M

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