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スタッフ日記

 東京マラソン2009完走記(その12) の続きです。

 ビッグサイトが見えてきました。トボトボ走ると、右側に観客席、左側に太鼓や踊りの応援団というフィニッシュ・ロードになりました。

 感動というよりは「ようやくここまでたどり着いた」という「やれやれ」という気持ちです。スタートから5時間を大きく越えてしまい、想定外の遅さです。フィニッシュ・ラインを越えてガッツポーズ、初マラソン終了です。過酷なレースが終わりました。

東京マラソン9

 ゆっくり歩いてまず、靴のチップを外してもらいます。チップを握りしめて、完走メダルと交換です。メダルを首にかけてもらいます。さらに歩くとバスタオルをもらい、バナナをもらい、ミカンをもらい、ゼリーをもらいました。引揚者がようやく祖国の地を踏み、政府から色々配給を受けている気分です。寒かったので、バスタオルはありがたかったです。バスタオルを肩にかけると、なんだか一人前のマラソンランナーになったような気分になります。

東京マラソン10 着替えを済ませて、東京ビッグサイトの待ち合わせ場所に行くと、応援団の皆さんに迎えられました。雨のなか一日がかりの熱烈応援ありがとうございました。沿道の応援の皆さん、ボランティアの皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。

 今回青梅、東京マラソンを走って感じたマラソンレースのおもしろさの一つが「人から施し物をもらう体験」です。東京マラソンは参加費1万円なので、公式エイドステーションでの飲み物やバナナ、アンパンなどの食べ物は、もらって当然なのですが、沿道には青梅も東京も「私設エイド」と呼ばれる全くのボランティアで食べ物や飲み物をくれる人がいます。すばらしい志を持った人たちだと思います。こうした人たちから、路上で「のどが渇く」「おなかがすく」時に「人から施し物をもらう」わけで、これはいわば「路上生活者」体験です。

 実はこの「路上生活者」体験は練習の時からすでに何回かしており、「路上生活者」感覚を感じていました。走り込み期には、3~4時間休まずに走り続けますから、途中で公園の水飲み場や公衆トイレを利用します。実際に路上生活者と並んで水を飲んだこともあります。家の鍵とポケットティッシュとアミノバリュー顆粒とパワーゼリーのみがポケットに入っていて、他に持ち物はなく手ぶらという格好です。多少の汗くささと疲労してくたびれた感じも加わり、並んで水を飲みながら「この人と今の僕、ほとんど変わりないんじゃないかな」と思いました。きわめて日常的な空間の中に非日常性が入り込んでくる結構スリリングな体験でした。普通は非日常性を感じるためには海や山などに行かないと感じることができないものですが、自分が住んでいる町で感じられるところがおもしろいです。

 「走る」という誰もが知っている、誰にでもできる、きわめて日常的な行為によって、日々の平凡な生活がドラマチックに変わってくる、こんなところがマラソンの魅力なのかも知れません。

 東京マラソン2009完走記(その14) あとがき に続きます。

 東京マラソン2009完走記(その1) はこちらから。

医局 Y・M

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